PURE BEAUTY 恵比寿のドクターです!
いきなり質問です。
みなさん、化粧水や乳液、クリームはどうやって選んでいますか?
まずお伝えしたいのが
使用感で選ぶことはやめた方がいい
ということです
使用感だけで選ぶことをおすすめしない理由
塗った直後からモチモチ、ツヤツヤ、白くなった
だから良さそう!買い!
は、本当におすすめしません。
なぜなら使用感は、ありふれた成分でいくらでも調整できるからです。
これは美容界隈では皆さん周知のことですが
モチモチプルンとした使用感を与える高分子ヒアルロン酸は、分子量が大きすぎて肌に浸透しません。
使用感はあくまで化粧品が装飾された結果であり、実際にお肌のもっと内側にもたらす効果とはあまり関係していないのです。
(ただし、ヒアルロン酸は肌表面にとどまり水分蒸散を防ぐという点でお肌にもたらす効果はゼロではないと考えます)br
(もちろん、使用感が悪いものを無理して使う必要はないです。
毎日気持ちよく使えた方が気分は上がりますよね)br
ちなみに洗顔料のクチコミで
洗顔してすぐに白くなった!というものを時々見かけますが
それは洗顔によって皮膚の角質が水分を含んで膨張し、透明感が増しトーンアップして見えるだけです。
実際に洗顔直後に色味が抜けたりはしません。
演出だけで誤魔化されないようにしましょう。
本当に肌のことを考えているなら成分に着目して
できれば、パッケージをひっくり返し、裏の成分表示を見て買うかどうかを決めた方が良いです。
美容成分は裏切りません。
どんなに使い心地が違っていても、全然違うメーカーの違うパッケージのものでも、中身がだいたい同じであれば皮膚にもたらす効果はだいたい同じなのです。
自分のお肌の悩みに合った成分が配合されているものを選びましょう。
ただ、専門職の方でない限り、成分表示を見て判断することはとても難しいですよね。
その場合には、プロに相談するのが近道です。
例えば私の場合、ニキビでお悩みの方には、洗顔からスキンケアの最後まで使っているものを聞いて、成分がその方の肌質に合っているかを調べ、これは引き続き使った方がいい、こっちに変えた方がいい、などお伝えすることがあります。
(1人の診察時間がとても長くなりスタッフの視線を感じるので、最近は時間がある時だけにしています。)
あとは自分の悩みに良さそうな美容成分を調べ、それが含まれているスキンケア商品を探すこともできます。
今は無数の美容成分が市場にあふれており、プロでも美容成分の進歩に追いつくのは至難の業です。私も仕事の帰り道、マ◯モトキヨシに寄って新しく出たスキンケア商品をひっくり返しては裏の成分表示を確認して良さそうなものを探しだす、ということを毎週していました。
スキンケア商品は日々変化・進化していくので、そういった情報収集は必須だと思っています。
昔からエビデンス(医学的根拠)が蓄積され信頼できる王道ものとしてはやはりビタミンです。
ビタミンA、C、Eはお肌のさまざまなトラブルに対して万能にカバーし、かつ同時に摂るとアンチエイジング効果ももたらす、おすすめの成分です。
次回のコラムで、ビタミンA、C、Eについて取り上げていきたいと思います。
この記事を書いた人
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美容医療やアンチエイジングを通して、今までたくさんの方の思いに寄り添って来ました。一人一人のお悩みに合わせて、若く、美しく見えるお手伝いをいたします。
国内・国外問わず最新の美容施術の知見を収集したり、化粧品の成分解析も趣味で勉強しております。クリニックでの施術についてはもちろん、おうちでのスキンケアのご相談などもお任せください。
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